小説を読む時はその小説に積極的にのめり込むように自分で意識しなければなりません。
作家によって文章の書き方にクセがありますから。

文章を読みながら文章には書かれなかった裏側まで、
その作家が持つ特有の言い回しから想像を働かせなければならないし。
それに作家の笑いの傾向をつかんで、つまらないシャレにもいちいち笑ってあげなければならない。

作家と笑いのセンスを合わせなければ物語の面白さも激減してしまいますから。

何度も作品を読んだことのある作家ならこちらも頭の中で準備ができると言う物です。
難しいのは初めて作品を読むことになった作家だったり1冊の本を読み終えて全く別の小説を読み始める時なんです。

その辺の頭の切り替えも含めて小説を読むにも上手と下手があるんだと思います。